しいコーティング素材であるCCDia®HiSpeed
が、以前には実現不可能であった一連の新しい特性を提供します。
「コーティング素材は、30年を経てもなお非常に大きな見返りを当社にもたらしています。ですから、一見とっぴに見えたとしても、あっという間に精密工具コーティング業界の新たな標準を打ち立てるようなアイデアを当社が持っていることも、驚くに当たりません。
当社の最新の事業展開は、こうした気質から導かれる当然の結果です。つまり、2つの高度な技術の最も優れた特性を捉え、それらを組み合わせて、どうなるかを確かめるということです。」
HiPIMSでは、コーティング素材に断熱性を持たせることができます。エネルギーは削り屑に伝達され、摩耗によるくぼみの発生を低減します。ダイヤモンドは理想的な熱導体であり、熱に耐え、熱を基材内で均等に分散させることにより、超硬合金の過熱を防止します。その結果、特に耐熱性に優れたコーティングが実現します。
すべての物質の中で最も硬いダイヤモンドは、HiPIMSにおいて考え得る最も優れたベース素材となります。工具を安定な状態に保ち、「エッグシェル効果」も生じません。
新しいコーティング素材の表面は純粋なダイヤモンド・コーティングよりも軟らかいため、工具のランイン特性が向上します。それにもかかわらず、工具はダイヤモンドの極めて高い硬度の恩恵を受け、最大限の生産性を発揮します。
新しいコーティング素材内では、HiPIMSの成分が導電面を形成します。これにより、例えば、グラファイトや回路基板を切削する際の測定が容易になるため、製造の自動化に有利です。
精密工具に使用するコーティング素材のCCDia®HiSpeedでは、
非常に耐熱性に優れ、驚くほど硬いカッターを備えた、最大限の生産を発揮する極めて高性能な工具を生み出すことができます。